一問一答『かなしーおもちゃ』の楽しみ方
書籍ならではのこだわりや特典を、ご本人が自ら解説します!!

枡野:この本は「枡野浩一のかんたん短歌blog」の傑作選なので、載っているのはもちろん短歌(5・7・5・7・7)なんですが、どちらかというとギター侍やヒロシの本とニアミスする仕上がりです。必ずしも「笑い」を目的とはしていないけれども、声に出して読むと笑えます。たとえば126ページの短歌とか……ぜひお試しください。 ちなみに図書館(本に透明シートを貼ってしまう)で借りて読むと、表紙カバーを外したところにある傑作短歌が読めないので、ぜひ書店で立ち読みして、気にいったらご購入くださいね。
――デザインに対するこだわりはありますか? 金色の表紙にした理由はご自身のニセ双子ユニット「金紙&銀紙」からきているのでしょうか?
枡野:松尾スズキ監督の映画『恋の門』に出たり、毎日新聞で対談連載したりしているニセ双子ユニット、金紙&銀紙(きんがみ、ぎんがみ、と読みます)。ご指摘のとおり私は金紙なんですが、この本が金色になったのは偶然です。でも、相棒の銀紙(漫画家・河井克夫氏)にも銀色の本を出してもらって、ふたりでキャンペーンしたいですね。最近、金色や銀色のモノに凝ってるんですよ。
ブックデザインはメジャーな CD ジャケットをたくさん手がけている篠田直樹氏に依頼しました。金色のインクはデリケートなので、読んでるうちに味のある感じになってくるんですが、ボロボロになるまで読み込んでほしいですね。それこそブックオフに売れなくなるくらい。そして新品をもう1冊買いたくなるくらい。なにしろ「おもちゃ」なんですから。
――本書の「はじめに」にもありますが、タイトルに対するこだわりや、サブタイトルに「あるある短歌1」とつけた理由をお聞かせください。
枡野:『かなしーおもちゃ』は石川啄木の『悲しき玩具』からとっていますが、じつは、『さまぁ~ずの悲しい俳句』が大好きで、今回の本づくりではかなり影響を受けているんです。書店で並べて売られてほしいなと強く意識しています。
「あるある短歌」というのは、「あるある!」と言いたくなるような短歌が多かったから。『ぷよぷよ』で知られるゲームデザイナーの米光一成さんたちと、飲みながら雑談している時に出てきたアイデアです。「1」を付けたのはもちろん「2」を出したいから。ずっと出し続けてライフワークにしたいくらいです。
――では最後に、このページをご覧のすべてのみなさんへメッセージをお願いします。
枡野:書店に行く前に、「かんたん短歌blog」をちょっと覗いてみてください。短歌のイメージが変わると思いますよ。いまだに「短歌って季語はいらないんですか」とか質問されますが、季語が入ることが多いのは俳句です。そのへんのことも執拗なほど懇切丁寧に説明してある『かなしーおもちゃ - あるある短歌1』。これ1冊読めば、勘のいい人なら、きょうから歌人になれます。これ1冊読んでも駄目なら、向いてませんから、あきらめてください。
投稿者 : ココログブックス in かなしーおもちゃ
2005年1月28日 at 11:00 | 固定リンク
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